大人の顔色をうかがう子・大人に遠慮する子
私は小さい頃、両親に遠慮していました。
食べたいもの、欲しいもの、やりたいこと、どれも素直に言えませんでした。
一番古い記憶は多分、5歳か6歳頃。
出かけた先で外食をすることになったのですが、本当はカツ丼が食べたかったけど値段が高いかな?と思い安価な卵丼が食べたいと嘘をつきました。
特別お金に困っている話をきいたわけでもなく、なにがきっかけで遠慮するようになったのかは覚えていません。
しかし家でも外でも両親の期待に応えたい、と、イイ子を演じていることに大きくなるにつれ感じました。
私も大人になり、親と離れて暮らすようになり今でも色々とあったわだかまりがありますが、自分の子どもたちには同じような思いをなるべくさせないよう、当時の思いを綴ってみようと思います。
親にいつも言われていたこと
私の母親は20歳の時に結婚して子どもを産みました。
小さい頃はそんな若い母親が自慢でしたが、何かあるたびに
『私は青春時代を楽しまずに子育てをした!まわりはみんな遊んでいたんだよ!褒めてほしい』
というようなことを私に言ってきかせていました。
言われるたびに私は、そうか、お母さんありがとう
と思っていました。
でも自分が親になって思いましたがこの発言はちょっと‥
そのせいか、私が小学生にあがると母は毎晩夜遊びに出かけていきました。
私が寝てから出て行くのですが、物音で気付いていました。
こわくて寂しかったけど、母は遊んでないんだから、と自分に言い聞かせて責めることはしませんでした。
金銭面では
特に必要なものを買ってくれないなどはありませんでした。
しかしお年玉は全てとられていました。(まあそれは仕方ないのかな?)
お年玉は貯金しておくから!
こう言われていましたが、もちろん貯金はありませんでした。
大学は、進学するのはお金を出せないので自分でどうにかするようにと言われました。
私が社会にでて働くようになると、食費・家賃・今までかかっていたお金を返すようにとのことで毎月5万は家にいれるよう言われました。
このへんの相場はこれくらいでしょうか?
しかし元々働いたらお金をいれる気持ちはあったのですが、強く言われ、その言い方に凹みました。
決定権は母に
我が家は物事はすべて母が仕切っていました。
大きなことから小さなことまですべて母が決めていました。
私はそれに頼りっきりだったので自分で選択することが難しいと感じていました。
これは今も少し引きずっていて1人で何もかも決めるのが苦手です。
誰かの意見を参考にしないと不安があります。
子どもたちには反面教師で
自分が親になるまではこれまでのことが全部
‘普通’だとおもっていました。
母親の洗脳って凄いんですね。
子どもたちにはのびのびと子どもらしく育って欲しいと思っています。
…
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かいていて昔を思い出し少し悲しというか、切ないというか、なんともいえない気持ちになってきたので続きはまた今度にします。